後藤純男美術館

上富良野にある後藤純男(すみお)美術館にいってきました。最近日本画が気になっていたところ、後藤純男の画集を見ていいなと思って。

自分でも日本画を描いてみたいなと思っていたら美術館館長が教えて下さいました。日本画の絵の具は自然のものでできている。桜のピンクは珊瑚、青はラピスラズリなど天然石、金やプラチナの泥など。石、珊瑚などを削ったものを、膠(ニカワ)という糊でくっつけます。絵の具一缶が百万円くらいするため、経済的な理由からなかなか底辺が育たない、と。昔は大名のお抱えだったから材料費など気にせずに絵を書いていれば良かったが、と。


描くには沢山の種類の絵の具が必要。なぜなら絵の具を混ぜることはできないから(石の成分が混ざって化学?反応をしてしまうので)だが、色を塗ったあと1日おいて別の色をのせることはできる。濃淡は削り具合で決まる。荒く削れば濃い色に。

独特の色使いは絵の具によるものなのね、と勉強になりました。