モントリオール③ロワイヤル山、美術館など

前回の記事(モントリオール②)の続き。

Mount Royal (Mont Royal)
モントリオールの街中にロワイヤル山という小高い丘、山があります。この山の展望台からはモントリオールを一望できるということで登ってきました。道は自転車・人が団体でも通れる広さで、緑が美しく、ジョギングコースによさそうです。


モントリオール美術館
 印象派、レンブラントなどを中心にみました。作品数は少ないけれど、こじんまりしていてまわりやすかったです。この美術館の目玉の一つはナポレオン・フランス革命のようで、これについてのフロアにいちばん人が集まっていました。ケベックはフランス人移民が作った街なんだなぁと実感します。アメリカ人もそうでしたが、移民の国の人たちも自分の祖先・ルーツの歴史に興味があるんだな〜。



ベーグル、アイスクリーム
モントリオールは独自のベーグルでも有名です。北米のベーグルはNYのものとモントリオールの2種類があるといわれていて(※)、モントリオールのベーグルはNYのそれより表面が柔らかく、中身はもっちりしていたように感じました。私が訪れたのはモントリオールでいちばん古いベーグル屋さん(フェアモントベーグル)。セサミがいちばん人気だそうで、確かに他の味(けしの実)よりも香ばしくおいしかった。
(※)以下、wikiより抜粋。"北アメリカにおけるベーグルは、モントリオールのものとニューヨークのものが最もよくよく知られている。モントリオール式ベーグルは、生地に麦芽と鶏卵を使い、塩を使わず、入れる前に蜂蜜を入れた湯で茹であげ、薪を使って窯で焼き上げる。(略)ニューヨークのベーグルは、麦芽と塩を使い、様々な味のバリエーションがあり、生地を茹でたあとに普通のオーブンを使って焼く。モントリオールのベーグルがもっちりとして全体に詰まった食感になるのに対し、ニューヨークのベーグルは膨れて表面が堅くなる。モントリオールのベーグルはニューヨークのベーグルに比べて若干甘く、小さめである。"

そのお店から一ブロック歩いたところにあったジェラート屋さんの抹茶ジェラートもおいしかった。Kem Cobaとあるので、てっきりコバヤシケンさんという日本人が経営しているんじゃないかと思って入ったら、ベトナム人のケンコバ?さんという女性とカナダ人?男性の夫婦が経営しているお店でした。パリのパティシエ青木の抹茶菓子を食べにパリ、東京に行ったりと研究熱心な夫婦でした。道理でおいしいわけだ。

自転車の街・エコな街?
 駅や町中にレンタル自転車がたくさん置いてあります。自転車専用道路もあります。


カナダはアメリカの北にあるのに、アメリカと比べると環境意識が高いと思います。カフェやファーストフードでも、ナプキンは1,2枚しか渡さないし、自由にとっていい場所(テーブルの脇など)に置いていないことも多いように思います。アメリカのように「一体何があったの?」と思うくらい大量にナプキンを渡したり、取ったりすることはなく、ナプキンを使わなかった場合は丁寧に元に戻しています(笑)。カナダは紙・パルプ産業が昔は強かったという印象がありましたが、エコ意識は高いようです。カナダが有する美しい森林・自然を守ろうという教育を受けていると若者は言っていました。
アメリカの環境意識の低さ・無駄遣いが特殊なのかしら。

住民曰く、多様性を尊重する街
エスニシティだけを見ても、旧フランス圏の人たち(含む中東北アフリカ、ベトナム等)だけではなく、東欧・中欧からの移民もいます(紛争・治安の悪さから母国を出て、ロシア経由でカナダに留学・勤務しているセルビア人やアルメニア人)などとも話をする機会があり、いろんな背景・思いを持っている人がいておもしろい印象を受けました。また、カナダは歩きたばこはOKらしく吸いながら歩く人も多いですが、モントリオールで驚いたのはWeedを街中で吸っている人が多いことです(Weedは違法らしいのですが警察も寛容だと聞きました)。現地の非喫煙者の人が、歩道=喫煙エリアでしょ、と笑っていましたが、たばこ文化が残っているあたり、フランスの影響なのかしら。

これにてモントリオール旅行記は終了です。