直感で物事を決め、ロジカルに分析、言語化する習慣を

「佐藤可士和の新しいルールづくり/聞き手斎藤孝」をざっと読んで、いくつかフックにかかることがあったのだけど、その中の一つは、言語化することの重要性。「好き」などの観念の理由など言葉で説明するのが難しかったことをこれからは言葉にしていこうと思います。


斎藤孝「感じている事、考えている事は必ず言葉にできると確信しています。言えるんだけど、出てこない」というのはあり得ないんです。それは記憶力や知識の問題だけじゃなくて、感触がはっきりしていないから言えないんです。」

つまり、概念を言語化できないという事は完全には理解できていないということだと。


私は感情や物事をあいまいなままにしておく状態も好きでしたが、感情をもやもやっとした状態にしておく理由として、もやもや感が時間とともに変化していったり、クリアになる過程をオーロラのように眺めるのが、観察するのが好きだったことが挙げられます。人と話しているときに物事や結論をあいまいなままにしておく理由としては、わかっていないことを悟られたくないため&話し手のメンツを立てるため、ということがあるように思います。

 これからはなるべくその場で言語化してみようと思います。言語は理解を深めるツール。毎日言語化を心がけていれば、それが習慣になって、自分や相手への理解を深めることができるはず。人と話していて、よくわからない、物事があいまいな状態だと思ったら、「それは〜ということですか」と確認し、相手の考えを引き出しまとめる役目もしようと思う。私のようなイロジカルな人間の話を、頭がいい人が「つまりこういうことでしょうか」と私以上にわかりやすく具体的に説明してくれてはじめて、自分の言いたいことを理解できたりするときの快感を、他の人にも分けられる人になりたいし。


「あっ、好き」という直感で物事を選び、ロジカルに分析する。直感による判断を言語化する。最初は慣れないので汗をかくかもしれないけれど、毎日やれば習慣になるはず。なのでこれからやっていきたいと思います。