アメリカの朝食
アメリカに来る前に考えていたのは、「アメリカで手に入りやすい食材で、いかに健康的でおいしいものを作って食べるか」ということでした。（考えていたのは「食」のことか、とか言わない（笑））
そんなわけで、アメリカ人が何を食べているのか？をチェック。
アメリカ人の朝食
POLL: What Americans Eat for Breakfastによると、
朝食を食べると回答した61人中、約半数がシリアル。圧倒的な人気を誇っています。
（数字は人数）
冷たいシリアル 31 ←日本で食べている普通のシリアルだと思われます
温かいシリアル 9 ←温かい牛乳豆乳を入れたオートミール、ミューズリー（Muesli）などだと思われます
卵 9
トースト 5
フルーツ 4
ベーグル 4
フレンチトースト3
ベーコン 3
ハム＆エッグ 2
マフィン 2
ヨーグルト 2
（以下略）
この調査は０５年と少し古い結果ですが、寮内の学生やボストニアンの朝食も同じようなイメージです。１．シリアル、２．トースト・ベーグル（ピーナッツバター、ジャム等を塗って）、３．フルーツの３派に分かれるかな。健康志向の人は、オートミール・ミューズリー（より健康的なシリアル）、フルーツ派、その二つのミックスが多いです。
さすがに、納豆ごはん、焼き魚、一汁一菜…って人はいませんね。私がこの朝食アンケートに答える機会があればNattoって書きますね。エラーとしてはじかれてしまうかもしれないけれど…
オートミール、ミューズリーは、日本では食べなかったけれど、こちらにきておいしくいただいているものです。これらシリアルの違いは何かというと、
（１）コーンフレーク
挽き割りとうもろこしを蒸し、ローラーで丸ごとつぶして乾燥させたもの。
（２）オートミール
外皮を取り除いたオーツ麦を蒸してから圧縮し、乾燥させたもの。
（３）ミューズリー
主にオートミールをベースに複数の穀物をブレンドし、ドライフルーツ、ナッツ等を混ぜたもの。
（４）グラノーラ
ミューズリーに植物性油脂やはちみつ、糖類、シロップなどを添加してオーブンで焼いたもの。
（出典：オールアバウト）
日本でオートミールを食べたとき、甘くも辛くもなく、イギリス人はこんなよくわからない味のものを主食にしているの？と驚いたのですが（失礼…。ちなみに実際にはスコットランドが発祥）、食べ方が間違っていたかも。確かお湯を入れただけだったような。こちらでは、鍋にオートミールとお湯・牛乳などを入れて、１−３分、とろっとした状態になるまで煮ます。そしてブラウンシュガー、蜂蜜、バナナ、リンゴ、グレープ、ヨーグルトなどを入れることが多いです。さくさくの感触を楽しみたい人は、鍋にオートミール＋ドライフルーツを入れて火を通し（これでカリカリcrispyになります）、食べる直前にミルクを入れる人も。オートミール・ミューズリー自体に甘味はついていません。私はオートミールと豆乳をレンジでチンして、グラノーラを少し入れて食べるのが好きです。（こちらのグラノーラは甘すぎるので、オートミールに少量加えるくらいでちょうどいい甘さだと思います）
こちらアメリカではオートミールは市民権を得ていて、大手チェーン店でも食べられます。NYに行った時、あったかくて健康的なものが食べたかったので、マックやスタバでお世話になりました。
体があったまるし、とろっとろの食感は体に優しそうで、癖になりそうな味です。シリアルとは違う味・食感なので、ぜひお試しあれ！
ところで、アメリカで朝早く、上記以外のメニュー・・・たとえば、スープなど食事を期待してはいけません。スープなどは早くて朝10時くらいから、普通は11〜１２時くらいから販売します。食堂の人いわく、「仕込みに時間がかかるから」というのが理由（早く出勤して仕込むという発想はないようです。まぁ消費者も朝スープを期待していないのでしょう）。「日本では何を朝食に食べていたの？」と聞かれたので、「卵かけ納豆ネギごはん、味噌汁、魚、野菜を使った料理、熟カレーも時々」と答えたところ、朝早くから調理していたことにえらく感心されました。日本人＝朝から調理する勤勉なイメージを持ってもらったようですが、単に食に執着があっただけです。おかげで消化にエネルギーを取られ、朝10時くらいまで眠かった＆体が重かった記憶があります（明らかに食べすぎだったよね…）。
かくいう私は現在朝食に何を食べているかというと、果物オンリーです。
今朝いただいたもの：リンゴ・バナナ＋季節の果物、が多いかな
果物は消化にエネルギーを使わないため、消化の時間である朝に果物は最適です。（詳しくはこのブログ）朝の果物は体にしみ込む感じがしておいしいし、午前中消化で眠くなることもなく、体に合っている気がします。
アメリカの昼食については何でもありという感じなのでカテゴライズが難しいかも。
