ボストンの冬(1)

ボストンのいちばん寒い時期は過ぎつつあるみたい。先週土曜日も、「スノーストーム」(雪の嵐)の予報だったのが、実際には大雨・雷。今朝走ったときも風があたたかく、走るにはちょうどいい気温になっていました(3度くらい)。

ということで、春が来る前に、みなさんにボストンの冬がどんなものかをお届けしたいと思います。


ボストンは東海岸の、それも北の方、カナダ寄りにあるので、とても寒いイメージがあるかもしれませんが、個人的には「意外と寒くなかった」という気がします。(これまでのところは。今の時点で総括するには早すぎるかもしれませんが)

その理由として、外出時にはきちんと防寒していることと(顔以外はほぼカバー)、こちらの暖房はセントラルヒーティングで、屋内は総じて温かく、芯から冷えることがないからかもしれません。体の芯が冷えていない状態で、厚着して外に出ると、しばらくは温かく、動いているうちに熱を発するのでさほど寒くは感じません。一方、日本のこたつなどの局所暖房は、暖を求めて家族で集まれるところは好きですが、屋内でも寒く、動くのが億劫になり、芯から冷えてしまうのはあまり健康によくないのではないかなと思います。エネルギー消費量はセントラルヒーティングの方がはるかに大きいといわれているので、この生活は環境にはよくないと思うけれど・・・私個人的には、セントラルヒーティングの方が健康にいいように感じました。

実際には何度くらいかというと、ボストンの月別最高・最低気温の平均を見ると1月が一番寒く、最高2度、最低―6度。2月には最高・最低ともに2度ずつ上がっていき、春に向かっていることがわかります。

出典:http://www.weather.com/weather/wxclimatology/monthly/graph/USMA0046

とはいえ、今年は例になく雪が多かった年だといわれています。ボストンの雪・雪かき事情については次回に続きます。