ボストンで花粉症

ボストンの春は、緑が芽吹き、花が一斉に咲きます。日本の春(少しずつ春に近付いていく)と比べると、長い冬を耐えた解放感が一気にはじけるような咲き方、芽吹き方をしているように見えます。こちらの花(マグノリアなど)が鮮やかに咲いているのを見ると西洋人女性っぽいなとも思います(桜などはマグノリアなどに比べるとあまり目立たないですが散り方や清楚な感じが日本人らしい?ように私には感じられます)。

・マグノリアの花

マグノリアとはモクレン、コブシなどを指すようです。大きくて華やかな花です。つぼみも小刀(こがたな)の鞘(さや)のように大きく存在感があり、花の散りざまはボテっと花の形のまま落ちます(牡丹のよう)。


私は日本では春・初夏になるとスギとブタクサの花粉症(アレルギー)にかかっていました。ボストンでは花粉症に悩まされなくていいな〜と外を歩き回っていたら、5月上旬から花粉症の症状が。。夜は枕を涙で濡らしております(アレルギー反応)。留学一年でまさか花粉症になるとは思っていなかったのだけど、渡米一年目で花粉症になる学生は少なくないみたい。一斉に花が咲くということは一斉に花粉が舞うということだもんね。。。冬には雪が積もっていた車の上に、今は花粉が積もっています。

この時期、くしゃみをしている人が多いのは大抵アレルギー反応のようです(誰かがくしゃみ後「Bless you!」というと「アレルギーなの…」と説明する人多し)。サングラスはしてもマスクはしない土地柄なので、あちこちでくしゃみ連発。こちらの人々は天気がよくなると軽装で外に出て寝転んだり、椅子を出して日光浴をする人が多いので、余計症状を悪化させている気もします(とはいえ、この季節を全身で楽しんでいる姿勢は素敵★)。

春のアレルギー源としては、オーク、オリーブ、elm(ニレ)、birch(樺)、ash(セイヨウトネリコ)、hickory(ヒッコリー)、ポプラ、sycamore(プラタナス。街路樹の代表格)、カエデ、cypress(糸杉)、ウォルナッツの木が代表的なようです。アメリカでも花粉情報は天気予報のときに流すらしく、お天気がいい日は地図が赤く染まります(↓の画像のように)。花粉情報を流すのは日本だけじゃないんですね〜。

ボストンが首都のMA(マサチューセッツ州。地図右上)は真赤。
出典:http://www.pollenlibrary.com/

こちらで処方されるアレルギーの薬は、「眠気が少ない」と書かれている薬であっても体質により眠気が強く出るかもしれないので薬は飲まない方向で対処しようと思います。(インド人学生が抗アレルギー薬を飲んでおり、薬を服用する一ヶ月間はひたすら眠いと言っていました。)ボストンにいるのも5月下旬までなのでなんとか乗り切れるかな〜。まぁボストンでも花粉症になったのは「外をほっつき歩くのはほどほどに、屋内で勉強せい」ということと解釈しております。ハイ。


<参考サイト>
・季節別主なアレルゲンなどについて(英語)
http://www.hellolife.net/explore/outdoor-seasonal-allergies/everything-you-need-to-know-about-seasonal-allergies/

【2012年3月追記】
今冬は暖冬だったためか、3月上旬から花粉症の症状が。