ショーが終わって感じたこと

昨晩は交換留学中の学校の音楽クラブ主催のコンテスト(チラシ)という名のショーの本番でした。Club74というおしゃれなクラブに300人以上が集まり、クラブが人でいっぱいになった10時頃?からショーが始まりました。

Photo by http://www.eventoclick.com/eventos/discotecas-clubs/club-74.html
私が歌った曲はイギリスのバンドSqueezeのTempted。ウィノナ・ライダー、イーサン・ホーク主演のReality Bitesという映画で、登場人物がドライブ中に口ずさんでいたのを見て、好きになった曲です。
Reality Bitesの画像↓この映画でSSNやアメリカの若者がどんな生活をしているのか学んだ気がします

Photo by http://www.fanpop.com/spots/winona-ryder/images/432420/title/reality-bites-photo
歌い始めは緊張したけれど、会場にいる人たちが一緒に歌ってくれたり踊ってくれて、そしてふと遠くを見たら、クラブの従業員らしき人までが非常口の前で踊っているのが見えて、一気にリラックスできました(この瞬間にスイッチが入った感じでした)。ライブ慣れしている歌のうまい人が、「会場のみんなとの一体感がいいんだよ」と言っているのを聞いたことがありましたが、それが少〜しわかった気がしました。

結果は合計40点満点中39点(ジャッジ4人(各自10点ずつ)がそれぞれ点数をつけます)。「会場を巻き込むことに成功した、この歌を知らないジャッジまで踊ってしまった」とのことで高得点をいただけました。みんなに音楽を楽しんでもらうことが目的だったので、そう感じてもらえて嬉しかったな*1。会場に来て励ましてくれた友達、声が通らない私に懲りずに練習してくれたバンドメンバーに感謝の気持ちでいっぱい。

ショーで一番楽しかった瞬間は、自分の番が終わって、友達の歌を聞きながら観客として踊った&歌った瞬間。解放感もあり、一緒に練習してきた友達の歌ということもあって、人目を気にせずに踊&歌ったのが最高に気分がよかったです。また、観客席に行ってみて、ギターを演奏していた人がかっこいい!と突然気づき(吊り橋効果?)、ファンのように歓声を上げてみたり。(やっぱり人前で歌うよりも友達の歌を聞きながら踊ったり歌ったりする方が心地いいみたい(笑))

宴のあと、歌ってよかったなぁ〜としみじみ。傍観者ではなく、イベントに積極的に関わってよかったと。
スタジオでの週一リハーサルで毎回緊張していたこと(マイクでも声が通らないので大抵は苦痛(苦笑))、リハーサルに向かうまでの重い足取り(期待に応えられていないのがわかっていたので)、リハーサル後の家路につくまでの反省時間(課題をどう克服しようか咀嚼する時間)、部屋や学校校舎・スタジオの空きスペース・お手洗いなどでペットボトルなどをマイクがわりに闇練習、関連Youtubeを山ほどみて上手い人の歌い方などを観察したこと。凹んだ自分を鼓舞したり、練習に打ち込んだりした一瞬一瞬が貴重だったとショーが終わった今は思えます。http://d.hatena.ne.jp/ilovenatto/20111115/1321403080:title=歌うことをやめようかとも思っていましたが]、アドバイスをくれた友達、歌レッスンの先生の励まし、そして会場に応援にかけつけてくれた友達、司会者のサポート、のおかげで、歌うことができました。人にかかわってもらうことで、一人ではできなかったこともできるようになる。関わってくれた人の力って偉大だな。

宴から一夜明けて朝、Sanjaya Malakar バージョンのTemptedを聞いて、涙が出そうになりました。今後、この曲を聴くたびに、ほろ苦い感情がよみがえるのかもしれないな〜(ショーの最中、ギタリストにドキドキしたことも含めて★)


私にとって、マドリッドでの最高の思い出のひとつが間違いなくこのイベントだと思う。

留学中&留学を控えた人たちに言いたいことは、留学期間中は、学業などで忙しいけれども、こういう課外活動で自分が興味のある分野に積極的に関わることをおすすめします!ということ。

私の場合、たんたんと日常を過ごしたことよりも、一定期間に特定のこと・モノにとことん没頭する・集中することで、いろんなことを学ぶ&思い出に残るので、これからも勉強・卒論他とのバランスを考えつつ、情熱を注げる課外活動にかかわっていきたいな。一見無駄なこと(学業・卒論・就職以外)であっても、やるからには最高のものを目指して、相当のエネルギーを注いでよかった。

あとから振り返ったときに、打ち込んだ充実した記憶がたくさん残っているように、残り少ない留学生活中、何かに積極的に関わっていきたいです。

*1:ショーの数日後、会場にいた人から「minaの前までは、歌い手はSerious(真剣)に歌っているだけだったけれど、minaの歌からは場がlively(活性化する、跳ね上がる)になったね」と言ってもらえて、嬉しかったです(*^^*)♪