スペインに来たら、ぜひバルに

スペインのバル*1、好きだな〜。特に仕事帰りで夕食前の時間帯のバルが。

会社帰りにお酒一杯+おつまみ(タパス、ピンチョスなど)+お通し(オリーブやポテトチップスなど)*2をいただきつつ、店員さんや同僚や友人と軽く飲んで食べて話しをして、(特に休みの前日は)お店を何軒かはしごして、おうちに帰る・・・というライフスタイルは好ましく見えます。日本でいえば赤ちょうちんみたいな感じなのかな?こちらだと、上記一式を食べて飲んで話をしたらささっとお店を出る&(赤ちょうちんにいそうな?)酔っぱらいは見かけないです。

Photo by http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/madrid/travelogue/10388421/

スタバは第三の場(3rd Place。学校・仕事場と家につぐ、もう1つの空間。一人で好きなことをする時間と空間を孤独でなく持てる場所)になることを目指していると思いますが、バルは一人ではなく人との交流を楽しむ別の3rd Placeだという気がします。特にスペイン語を勉強している人は、地元の人たちとスペイン語で話すチャンス。話し好きなスペイン人が多いので、スペイン語や片言の英語で話す機会にもなると思います。

スペインのバル文化に触れて、(アメリカにいたときに)アメリカ人が気軽に「近所のpub(飲み屋)に行こうよ!」とみんなに声をかけていた気持ちがわかるようになってきました(まぁお酒が飲みたかっただけかもしれませんが)。友達と交流する第三の場が心地いいんだろうな。私も願わくば、お酒と簡単なおつまみで話を楽しむ習慣をどこにいっても続けられたらいいな。

気軽に入れて、ショーケースに並んでいるタパスを指さすだけで注文できるバル(外観は「Cerveceria」(セルベセリア。ビアホール)とも書かれていたりも。セルベッサとはビールの意味)、スペイン各地に星の数ほどあるのでぜひスペイン滞在中に足を運んでみてください。スペインでは2−3時間の長いシエスタ・昼休みがあることもあってか、昼間からお酒を飲むのは普通。平日昼間からおつまみのようなおかずとパンをつまみつつ同僚・家族・友人とお酒を飲んでいるスペイン人たちと一緒に楽しんでみてください。

【参考】スペインバルについてわかりやすく説明されているサイトを見つけました。→バルを楽しむ秘訣

*1:「“バル(BAR)”とは、喫茶店であり、立ち飲み居酒屋、食堂、社交場を指します。バルは朝早くから夜遅くまで利用でき、スペイン人の生活になくてはならない存在です。本場、スペインの多くのバルには椅子はありません。立ったまま飲んで食べて、かつおしゃべりを楽しみます。友人数人で出かけて、各自「ひいき」のお店をハシゴするという楽しみ方が日常的に行われています。」出典http://www.barwalk.jp/about.html

*2:ビールやワインは一杯約1.20〜2ユーロ(130〜210円くらい)から、タパス・ピンチョスは2−3ユーロ(210〜315円くらい)から。軽く飲む人たちは(お酒一杯+おつまみ(タパスなど)+お通しで)3−8ユーロ(300円~800円ちょっと)払っているようです。