Atkinson Grimshaw (アトキンソン・グリムショー)「月光の画家」展

ロンドンのGuildhall Art Galleryで2012年1月15日まで開催している、Atkinson Grimshaw(1836-1893)「月光の画家」展を見てきました。

アトキンソン・グリムショーの作品の一部↓



「月光の画家」と呼ぶにふさわしく、月光・夕暮の空模様・雲・街の明かりなどが丁寧に、幻想的に描かれています。彼の絵は緑青の色遣いが印象的でした。星空を描いた印象派の画家といえばゴッホ(↓の絵)が代表的ですが、ゴッホが描いた星空はグリムショーと比べると青・黒が中心のように見受けられます。


グリムショーは初期にラファエル前派に影響を受けていて、明暗の弱い明るい画面、細密描写などにその影響を見ることができます。(ラファエル前派の画家としてはオフィーリア(↓の絵)を描いたミレイなどがいます)

2012年1月15日までにロンドンに来ることがあったらぜひ行ってみてください。グリムショーのタッチ(油絵の上からペンシルかパステルか何かで建物の輪郭をとっていることなど)もじっくり見ることができます。一般5ポンド、学生3ポンドでグリムショーの作品60点を鑑賞できます★