予習のコツがつかめてきたような

前回の記事の続き。国際金融法の授業が本日ありました。教授が授業中とある質問をしたものの、みんながなかなか答えらないので「答えられたら単位をあげよう」(笑)とまで。予習の段階で、この答えと思われることをメモしていたのですが、これが求められている答えなのか、当たっていたとしてもさらに「どういう意味?」と深く聞かれたら答えられないなぁ…と自信がなくて挙手しなかったら、教授が諦めて答えを公開。メモしていた内容と同じでした。

当たっていたのに・・・予習していたのになぁと思うと、授業中答えなかったことが惜しくなってきました。コールドコールしてくれればとも思いましたが(指されたらこの答えを言おうと思っていたので)、次回からは教授のコールドコールを期待せずダメ元で発言したいです。答えた後で、「どういう意味?」と聞かれて説明できなさそうなら「いや〜わからん」と正直に答えようと思います。クラスメートの多くは間違いを気にせずぽんぽん答えているので、彼らを見習いたいと思います。(前回記事に書いたように)教授の態度を見習って、裁判所での弁護士のように堂々とふるまうことを忘れていました。がんばれ私。

緒方貞子さんのイメージ★

それにしても、教授にとって大事なポイントが、私の予習内容とかぶっていたことが嬉しかったです。勉強内容の論点がずれていなかったことが少し自信になりました。「金融」も「法」も知らない私は、課題図書・論文を読む前に、授業で取り上げられそうなことについて日本語で調べています。たとえば今回はプロジェクトファイナンスがテーマの一つだったので、国際プロジェクトファイナンスの特徴(他の資金調達方法との違い)、メリット・デメリット、法的側面などについて頭に入れた上で(参考にしたページ:国際プロジェクト・ファイナンスの実務と法律問題)、課題図書を読みました。英語の図書をいきなり読んでもポイントをつかむことは難しいので、日本語(ウェブサイトなど)でポイントをつかんだ上で、課題図書(英語)を読みポイントを英語でまとめる…というやり方が私には合っているようです。

【追記1】
日本語での資料、文献を探していて気づくのは、中国語での説明が検索の上位に来ることが多いこと(同じ漢字文化だから)。数年前と比較すると中国サイトのヒット数が多くなっていることから、中国の研究者・学者層が育っている、厚くなってきていることを実感します。

日本にはそれなりの数の研究者・学者・アカデミア所属者、勉強している人がいて、おしみなく・わかりやすく知識・知っていることをまとめたり発信してくれていることに感謝しています。(人口が少なく、研究者等の数が少ない国では、私のような勉強法はできないだろうなとも)。

みんな専門分野を持っていて、お互いに知っていることを共有して助け合って生きているんだなぁ。私も何か、求められている情報情報を発信して人の役に立てたらいいな。

【追記2】
英語ノンネイティブで、授業をよく理解している人に「何でこの分野をわかってるの?どうやって勉強しているの?」と聞いたら、「だって私はこの分野の専門官だもの(笑)。入社試験はこの分野だったので、7年以上前に一通り勉強したの。」と。英語ネイティブを除き、勉強ができる人はその分野について予備知識を持っているというケースが多いようです。学校で新しいことを学ばないのはもったいない気がしますが(そのかわり既知の分野を履修すると省エネで楽に好成績をとれる)、私はわかっていない分野をあえて履修しているので、地道に日本語で勉強をして理解してから英語のテキストを読むことにします。

ちなみに英語ネイティブとノンネイティブの差はとっても大きいですが、まぁそれはそれと割り切って私はすねずにコツコツ勉強することにしています。ネイティブは授業中、メールを打ったり授業に関係ないネットサーフィン(ネットショッピングとか)をしつつ、ほかの生徒や先生の質問・意見などを聞いていて、メールの手を止めたかと思うと挙手をしてそれらしきことを発言したりしています(余裕だなー)。授業中もノートをとらず、先生の話を聞いているだけか、携帯で遊んだりしているのに、内容は理解。母国語で授業を受けるということはどれだけ楽かと日々おもしろく観察しています(笑)