Follies(お笑い文化祭)

学校でFollies(お笑い文化祭)のイベントをやっていたのですが、〆切間近の課題があり、全部を見ることができませんでした。(早めに課題に取りかかっていればいいだけの話。反省。)当校の学生のほとんどが参加するというメインのイベント:年に一回のフォーマルなパーティ(プロムみたいなもの)、スキー旅行(一年生の多くが参加)、に欠席してもまぁいっかという感じなのですが、このFolliesの多くの作品を見逃したのは痛かった。作品は門外不出(会場内のみで楽しむもの。録画等禁止)ということもあり、フェイスブックに動画作品が載ることもない(もう見られないので希少価値が高まります)。

Folliesとは
Folliesとは、英語で「愚行」などを意味します。学内のイベントでFolliesといえば、学生が学生、教授、学校スタッフとともに、面白い写真、コント、歌、パロディー等を演じたり、それらを織り交ぜたビデオ、スライドショーなどを作り上映するお笑い文化祭。学内の名物教授、まじめそうなスタッフなどの協力を得て、学生の苦悩生活をラップにして皮肉ったり、教授を使ってコメディを作ったり、なんでもあり。

このFolliesイベントは他の学校でも見られます。愛校心を高めたり学生生活を楽しむにはいいアイデアだと思います。作品のほとんどが内輪ネタなので、観客の盛り上がりは最高。学生生活で何が楽しかった?と聞かれて、このイベントへの参加、を挙げてもおかしくない。

学生同士のイベント
こういうイベントはもっとあってもいいと思います。勉強だけで大学院生活を終えるには学費が高すぎます。今回のイベントのほかに、歌(ジャンル問わず)に特化したイベント、写真・絵画などを一定期間だけ掲載、各国料理をふるまう機会、俳句大会、などいろんなイベントができるかもしれない。ポイントは観客だけではなく参加者を増やすことだと思います。このような学内イベントはNPOなどの資金集めにもよく使われています。学内イベントには、アジア、中東などの地域イベントや、デート・マッチングイベントなどもあります。

留学生活を最大限活用
卒論を早めに終わらせて(願わくば秋までに)、そのあとはこのようなイベント開催準備やボストン内の趣味サークル・読書会などに参加したいな。ここにいることを最大限活用していろんなことをしてから、いろんな考えの人と話をしてから、帰国したいです。
「ジェイン・オースティンの読書会」

「一緒に働けるのが楽しい」職場
このような「自分で何かを企画してみんなで参加して楽しむ」経験は、帰国してからも使えるはず。職場や参加しているクラブ、ボランティア団体などで、所属している人たちが「ここでこの人たちと働けるのが楽しい」と思ってもらえるように、こういうイベントを企画できたらいいなと思っています。「楽しみたい」ときに、自分たちの外にあるもの・ことをお金で購入するという手段を選ぶ方法もあるけれど(たとえばマジシャンのいるお店に行くとか)、自分たちで作る・関わる・参加型で「楽しむ」ことをもっと増やしてもいいんじゃないかなと。アメリカ人からのメールに時々「We should do something fun soon :)」という表現がありますが、自分たちで何か企画して楽しもう!という姿勢の現れのように見えます(私には)。
留学生活でいろんなイベントやアイデアに触れることで、こんな楽しみ方もあるのね、これをやったらおもしろそう、といい刺激になっています。職場でも、忘年会などの余興で何かできそうな気がしてきます。職場の偉い・賢い・役職の高い人たちだって、みんな笑ったり感動したり、そういうのが好きなはず。人が集まるところで、許される範囲で楽しむ工夫を生み出していける人になりたいな。(とはいえ1年後に戻る職場は激務の環境なので&仕事時間は仕事に専念する必要があるので、職場で仕事以外のことを提案するとばさっと切られそうですが、そんな中でもできることがないか考えてみます。まぁもし職場でアイデアを適用できなくても、ボランティア団体とか自分が所属しているクラブとかいろんな場所で試してみてもいいかな♪)

楽しい職場、という意味では、最近授業で知ったザッポスのような環境を少しでも取り入れられたらいいなと思っています。大きな組織だと、自分は何の影響も与えられないかもしれない、と思ってしまいがちですが、できる範囲でできることをやって、私も周りの人も楽しく仕事ができる環境づくりに貢献したいです。
<ザッポスについて>
・動画(英語)「The Zappos Family on Nightline」社風とまじめそうなCEOとの対比がおもしろいです
・ザッポス見学者のブログ(日本語)「上昇思考」(2)にザッポスのカルチャー、とあります