退寮に際し思うこと

退寮が近づき、引越し準備を始めました。私は物欲が比較的少なく、物を持たない方だと思っていたけれど、渡米後9か月の間にいろんなものを貯めこんでいたことに今さらながら気づきました。食料品、洋服、本などでスペースを無駄にしていたことに反省。
食料品は調理しきれなかったものがいっぱい。車でアジア系スーパーに行く機会があったときや値下げされているときに調味料、麺、缶などを買いだめしたものが残っています。これからはそのとき(数日〜一週間以内)に必要なものだけを買うようにしたいです。洋服は中古品などをこちらで買ったのですが、結局は質がいいもの、肌触りがいいものをヘビーユースしていたので、これからは必要最低限のみにして、クローゼットは一年中(衣替えしなくても)隙間がある状態にしたいです。本のうち、日本から持ってきた本は帰国を想定せずに持ってきてしまいました。好きな本なので日本でも読みたいけれど、絶版になっていないものであれば本屋さんで読めばいいかなと思い、寮やボストンにある日本語図書館などに寄付することにしました。こういうとき、電子書籍化(※)できたらいいなと強く感じます。まぁボストンを去る前に真剣に本を読む機会かなと思い、あと数日のうちに読みたいです。

片付けの際、「ときめかない」物は処分&中古品として寄付に回しています(「人生がときめく片づけの魔法」によると、触ったときにときめくもののみ残す、という方法が紹介されていることに倣って)。こちらでは中古品の価値は日本のそれと比べたら高く、服などを寄付するためのBOXなどが町中のあちこちにあります。このBOXなどに寄付したものの収益は慈善団体などの資金源となります。今の時期は管理人が寮の一階に寄付用の大きな段ボールを用意してくれたので、そこに服や電化製品を入れておくだけで処分できるのはありがたいです。


寮生活について
私が住んでいた寮は歴史があり、部屋も小さいのですが(4畳ないかも)、私には住み心地のいい住まいでした。部屋はベッドと机・コーヒーテーブルと棚を入れたらあとは歩くスペースがある程度だけれども、住むには十分でした。中国人のルームメイトは部屋がToo tiny!と言ってあまり好んでいないようでしたが、私にはhome, sweet homeでした。
寮の部屋

寮生活の向き不向き
寮に向いていない人として、騒音や汚さが気になる人、自分のお皿が使われている、食料品が食べられている、シンクに洗っていないものがいっぱいある、などが気になる人が挙げられると思います。キッチンで「誰だ俺の〜を盗んだやつは!」と憤慨していた寮生を見ると切なかったです。私は共同スペースに置いたものはシェアされることを想定していたのでなくなっていてもあまり気になりませんでした。なくしたら困るものは部屋に置き、それ以外のものは誰かが食べたり使って便益を得ているならいいかと(笑)。お皿などには名前を書いておいたので、誰かが私の食器などを使ってもそのうち見つかることも。

寮のメリットとして、学校から近くて便利、寮生と仲良くなれる、水まわりの掃除をしてくれる人がいる、などが挙げられると思います。私の寮は家賃(月500ドル)も外部のアパートメント(ハウスシェア)より安いか同じ位です。個人的には水まわりが部屋の外にあるという寮の造りが嬉しかったです。私が数年前に1Kのアパートに住んだとき、シンクが部屋の中にあったのですが、シンクを使わなくても異臭がするのでシンクに蓋をして過ごし、結局シンク(キッチン)を使わずじまいで引っ越ししたこともあります(苦笑)。

寮に向いているかどうかは旅行中ホステルを使うとわかるかもしれません。ホステルのドミトリー、キッチン、共同生活になじめる人は寮生活も楽しめると思います。

寮の全景

寮のシャワー

部屋の共同スペース。部屋よりも共同スペースの方が広いです

※電子書籍化
本の根元を裁断機で裁断し、本の各ページを両面自動的に読み取るスキャナで本データを電子書籍化すること(自分で電子書籍化することは「自炊」と呼ばれています。学内で各ページを自動的に読み取るスキャナを見かけていないので実行していません)
・書籍を「裁断→スキャン」して電子書籍端末で読むメリットとデメリット
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1006/01/news031.html
・本、コミック、漫画のスキャン(自炊)方法
http://bookscan.chips.jp/