帰国

気がついたら前回の投稿から一年が経っていました。ボストン(米国)→スペイン→サンフランシスコ(米国)を経て、いま日本にいます。転職活動を日本ですることにしたので、一時帰国ではなく本帰国(の予定)です。(今後どこに住むかは仕事の配属先次第かな?本社勤務のところが多いので関東エリアの可能性大)

初夏から今の時期、暑すぎず寒すぎず(座っていても冷えない)、アジサイが美しく咲いていて風情があって癒されますね。


帰国する前に米国西海岸を縦断旅行し、帰国後は温泉や上高地に旅行。おいしい日本の食事をいただき、友達・元同僚とcatch-upに花を咲かせ、友人の結婚式・パーティに出席し、ジムに通い始め、転職活動を進めています。会いたい友達がまだいるのですが、転職活動の合間や落ち着いたらゆっくり話をしたいと思っているので、楽しみに取っておこうかな♪


転職活動の合間に図書館や本屋に通って、日本の書籍を読めるのも至福の時。本はマイペースで読めるのが合っているんだろうな。心に留まる文や考えがあれば本を閉じて、メモを取ったり思いを巡らせてみたりするのが好きなのかも。


帰国してすぐの時には、日本のお菓子をバカ食いして(家にあったロッテのチョコパイやカスタードパイ(それぞれ6個入り)、柿の種、たけのこの里などをぺろりと平らげていました(チョコパイは6個で1000キロカロリー、カスタードは6個で750カロリーなのでおやつだけで1750キロカロリーとってたのね・・・おそろしや)。今は日本のお菓子ジャンキーから更生して、普通の食事に戻り、ジムにも通い始めたのでこれからさらに健康的になっていくのでしょう、ふふふ。(食事と運動記録はあすけん(http://www.asken.jp/)を使い始めたのだけど、これおすすめ!栄養士さんキャラクターが、記録した食生活・運動を元にアドバイスやフィードバックをくれます。)一回増えた体重を元に戻すのは大変なことがわかったので、これからはバカ食いはやめようと思うし、もし食べ過ぎてしまったら2-3日でリセットしようと思います。


そんなこんなでおかげさまで元気にやっています。今回は遅ればせながら「帰国しました」連絡まで。

聞かれたことに対して説明すること・シェアすることは相手へのプレゼント

先日シンガポール人の友達との何気ない会話から、シンガポールの歴史に興味を持ったので、ネットで基礎的なことを調べたあと、湧いてきた疑問点を投げかけてみたら、いろんなことを教えてくれた。

湧いてきた疑問は
「一党独裁だと言われていたけれど、そうなの?与野党の割合は?野党が躍進している理由は?」
「外国人でシンガポールに住んで窮屈だという人がいる、その理由は?」
など。

この友達からは、歴史、政治体制(過去と現在の変化とその理由、政治家と政党の関係)、法治国家であること(とその背景)、多様であることが普通であること(とその例)、などを日本と比較して教えてもらった。

・シンガポールは独立後50年に満たない新しい国。リー・クアンユー(Lee Kuan Yew)と政党との関係はほぼ一体であること(国民から支持を得ていた小泉のようなリーダーであったこと)など)
・多様(マレー、中華、その他いろんな国から来た人たちで成り立っている)
・法で成り立っている国。新しく多様な国(移民の国)であるため、問題なく物事を進めるために細かいことまで法規制で決まっており、エンフォースメント(法規制の実効)もきっちり。他方、ほかのアジアの国のルールは、伝統や慣習、その国のマジョリティの民族のルールで決まっていて、法律により定まっているわけではない。
・オーガナイズされているという特徴からスイスと比較されたり、移民の国であることからアメリカと比較されたりするのだとか(アメリカは移民の国であるが、問題が多いがシンガポールではアメリカと比べると問題がはるかに少ない)
・問題は国が小さいので、3年経つと外から来た人がまた外に出ていってしまう(シンガポールはもう見飽きた、と)
などなど。

話しを聞いていて、「そうなんだ!」と膝を打つような話がたくさん。すごいな〜と感動した。この友達は大学時代、政治学を専攻していたから政治体制などについて詳しく、日本のそれと比較できるのもおかしくはないけれども。


と同時に、これまできちんと自分の国のこと、なぜ自分がこう思うかなどについて説明・理解不足だったことを反省(私からは政治、小泉元首相、松下政経塾の話などをしたくらい)。私は日本生まれで日本育ち、周りも日本人ばかりと共通点の多い?ハイコンテクストな社会で30年以上生きてきたので、無意識のうちに言わなくてもわかっていると相手に甘えている部分があったんだろうな。特にこのシンガポール人の友達は、同じようなアジア系の顔立ちだし、2年間つるんでいたし、日本に来たことがある&日本とビジネスをしていたこともあるので、日本について知っているんだろうな、と思いこんでいて、これまで私や私の国について詳細説明はしてこなかったのだ(ごめんよ〜)。英語で説明できなかったという理由もあるだろうけれど、何かを聞かれても「こういうもんだから」と私が疑問を思っていなかったからというのが大きい(日本と他の国のやり方の違いを理解していなかったし、違いの背景を理解していなかった)。私が説明しなかったばっかりに、周りの人が得られたであろう(日々、私が享受しているような)「そうなんだ!」という驚き・新しい視点などをシェアし損なっていたかもしれない。聞かれたことについて、説明すること、シェアすることはプレゼントなんだな。どんな意見も視点も、人から見たらおもしろかったりするんだもの。


シンガポールは同じアジア内に位置し、日本と同じように短期間で経済成長を遂げた国ですが、話しを聞いていていろんな面で違うことに気づきました。これからは、相手は日本や自分のことを知らない、という前提に立って、できれば常に比較の視点を持って(違いと共通点を意識して)、丁寧に説明をしたいです。これからは、相手への「プレゼント」になるような情報提供をしていきたいです。相手が理解しやすい・受け取りやすい・もっと知りたいと思ってもらえるような方法で。

日本(東京)ーボストン間の航空券(おすすめ旅行代理店)

来月6月下旬から7月中旬まで、日本にいったん帰国することになりました。ボストンと日本(東京)の航空券価格を比較してみましたが、以下の旅行代理店はリーズナブルな価格設定だと感じました。

HIS (http://his-usa.com/en/top/Top.aspx)
IACE Travel (http://www.iace-usa.com/)
Seil Travel (http://www.seilusa.com/db/ticket.asp)
Amnet (http://www.amnet-usa.com/eng/a-air/index.html)

旅行代理店独自のキャンペーンをやっているところがあるため、普通に往復航空券を検索するよりも、問い合わせた方が安く購入できるようでした。(各旅行代理店がサイトに用意している航空券の自動検索で、フレキシブルな日程で検索できたり、結果にキャンペーン価格が出てくれば、問い合わせる必要もなくなって、旅行代理店も人件費削減につながると思うのですが・・・(^^))←とはいえ「キャンペーンについてはお問い合わせください!」とあったので問い合わせてほしいのかな?自動検索よりも人を介した方が購買率が高いからあえてそうしているのかしら。


私は往復日程に幅を持てたことと、タイミングよくHISが羽田発着便について200ドルの割引をしていたことから、往復で830ドル(66,400円くらい)で入手できました。内訳をみると、
基本料金:$339.00
燃油費:$592.00
税金 :$98.40
って、燃油サーチャージが600ドルってすごいことになっています。。(6月以降に航空券を購入するとさらに燃油費が上がるらしい)。代替燃料&省エネ技術の開発ニーズが高まる傾向は止まらないな。。開発に関わられている方、引き続きどうぞよろしくお願いします!


今春、ボストンを走るタクシーは、「6月1日からボストン-成田直行便就航!」の広告を頭に乗せて走っています。直行便は私には夢のまた夢(笑)という感じですが、直行便が就航しているというだけで、ボストンと日本が(物理的にも心理的にも)近づいた気がして嬉しいです。JALボストン-成田線は、ボストンとアジアを結ぶ初めての直行便なんだとか(http://his-usa.com/ja/cms/Cms.aspx?CG_ID=ne)。中国シフトが進んでいるのでボストンでも他のアジア地域と直行便がすでにあるのではないかと思っていました。また、このフライトは最新の環境・軽量技術などを駆使した機体だとかで、広く湿度も高く快適で、かつ窓がデジタルなど乗るのは楽しそうです。いつか何かの機会に乗れたらいいな★

中間・期末テスト(ペーパー・試験)、卒論執筆などで慌ただしくしているうちに、あっという間に明後日、卒業式を迎えることになりました。


私は卒業式には出席しますが、卒論等を終えていないのでこの夏にボストン等で作業する予定です(教授からツケが出たので追加執筆中)。初夏をボストンで過ごすのは初めてで、緑の濃い・日差しの強いボストンの夏を味わえたらいいな。卒論を終えていない関係で、学生ビザも5月末から8月末まで延長されたので、いったん米国外に出て再入国しても大丈夫なのは結果としてよかったかな(^^;)。


寮を出なくてはいけないのが卒業式の次の日なので、6月末までの住まいとして友達が借りている家の空き部屋を借りることにしました。教授夫妻が一軒家を持っており、その三階を3、4人の学生が借りています。先ほど一部の段ボール箱を運び入れたのですが、あまりの部屋の広さ・快適さにびっくりしてしまいました。部屋の中でヨガができる!ごろごろ数回回転しても壁にぶつからないくらいの広さです。バスタブもあるしホテルみたい!(と言ったら友達に鼻で笑われました)。また、近所におしゃれなお店や図書館もあり、近所を散歩するのも楽しみです。


卒業式といっても卒論を終えていないので、大した達成感はなく、どちらかというと友達と離れ離れになるさみしさをちょっぴり感じていますが(これまでのように寮やキャンパスで友達と気軽に会えなくなるし、今後会えなくなる友達もいるかもしれないと思うと)、卒業後は新生活に焦点を向けることで&卒論等やらなくてはいけないことに熱中することで卒業のさみしさを軽減できる気がします。卒業式までは、もう会えなくなっても後悔しないように友達にお礼と今後の活躍・幸せを願っていることを伝え、卒業式後は過去を振り切って(笑)新生活にフォーカスし前を向いて歩こう(move on)と思います。

fcbkって危険だわ

しばしフェイスブックにアクセスしていなかったのですが、ソフトボール大会の写真を載せるためにfcbkにアクセスした後から頻繁に見るようになってしまいました。。ちょうど一年で一番大きなフォーマルパーティの後だったこともあり、クラスメートが一斉に着飾った写真をfcbkにアップロードしはじめたため、fbページを更新するたびに、新しい写真が見えてはまってしまいました。

そのため、勉強が捗らなくなってしまいました。

ということで、
1.図書館の人目があるところ(PC画面を人に見られるところ)で勉強する
2.まじめで勉強熱心なStudy buddy(勉強仲間)の隣りに座る
3.お手洗い休憩のときだけ見てもいいことにする
4.fbを見た後ログオフする→fbにアクセスするために毎回ログインしなくてはいけない状態にする(それでも見てしまうならパスワードを変更(長くて複雑なものに)しログインしにくくする)
5.いいね!ボタンを押したり、コメントをしない(相手の反応が気になってしまいエネルギーを費やすため)
6.fb経由で送られてきたメッセージはメール転送設定し、fbを開かなくてもメールで返信できるようにする


を実行しようと思います。

「もうfbを見ない!」と精神論だけでなんとかしようとするのは無理なので、fbを見ないようにするための環境を作ることを考えて実行したいと思います★

【追記】3.勉強の合間のときだけ見てもいいことにしていたのですが、休憩時間が増える結果となったので、これもやめ、このブログで宣言することにしました。今(5月6日夜)から5月9日(試験が全て終わる日)のサッカー試合後、試合写真をアップロードするときまで、fbを見ないことにします。この宣言を達成できたかどうかは報告します。
→【ご報告】達成できました★


こっちに来て学んだことは勉強でも何でも、一人でやろうとせずに友達、人の力を借り合うことです。勉強の予定表を友達に送り、進捗を報告していた時期はかなり勉強が進んでいました。日本でもこれが上手にできたらいいな。


ちなみに1.絡みで、人がいる場所(図書館など)で勉強するのが私には向いているのは私が女性だからかもしれません。男友達と話していると、「女性が視界に入ると気が散ってダメ。特に好みの女性とか、(アメリカの特に大学生ならではですが)露出が多かったりすると、集中できん!」とこぼしているのをよく聞きます(笑)。特にイスラム教圏やアフリカなど母国が女性の露出度が低い地域出身の留学生にはなおさら頭を悩ませている問題のようです(かわいいですね(^^))。だからかな、彼らの多くは壁や窓に向って座っています(動く人が目に入りにくい場所で)。男性は狩猟時代のハンターの血が流れているので、動くもの・光るもの、そして女性に反応してしまうのでしょう(笑)。

私は反対に壁などよりも、空間全体が見渡せるところが好きなのですが(動くモノがあっても気にならないので)、開けた場所で集中できるのは女性の特権かもしれないな(^^)

メールなどで「元気?」と一部の方から連絡をいただきましたが、お気づかいありがとうございます。最近、SNS(フェイスブック・ツイッター)の閲覧停止、ブログ更新の停滞(?)、さらにはメールチェックなども滞っているため連絡をいただいたようですが、おかげさまで元気にしています。


優先すべきことがあり、それにエネルギーを注いでいるため、ネット上のコミュニケーションが結果として減っています(fcbkは意図的に減らしましたが…他のことに集中するために)。おもしろいのは、ネット上の世界を閉じると、かえってリアルな世界ではコミュニケーションが増えているように感じることです。ヘレン・ケラーの名言「ひとつの幸せのドアが閉じるとき、もうひとつのドアが開く。(しかし、私たちは閉じたドアばかりに目を奪われ、開いたドアに気付かない。)」の最初の一文を実感しています(笑)。

・・・と書いたのですが、最近大事なメールをかなり見落としていることに気づき、少し危機感を覚え始めました。私としては見落としていないと思っていたのですが・・・gmailの調子が悪くてメールが表示されないことがあるのかなぁ。。そんなわけでリマインドメールをくれる人たちに感謝しています・・・!


このブログはもともとは遠く離れた家族・親しい友人に近況報告&元気だよ報告をするためのものなので、最近の健康状態を書いておきます。運動再開3か月目にして、30分くらい続けて楽に走れるようになりました(パチパチ)。と調子に乗っていたらいわゆるランナー膝痛になりました。昔膝行(合気道の動き)などで痛めた左ひざがまた痛くなったので、これからは柔らかいトラック内だけを走ったり、下り坂・アスファルト舗装道路は膝をいたわって歩こうと思います。せっかく30分くらい走れるようになったので、本当はもっと走りたいのだけど・・・まぁちょっとの我慢だと思って、かわりにボストンの初夏を満喫しながら歩くのを楽しもうと思います★


そんなこんなで元気にしています。やるべきことを終えたら、もすこしマトモなことを書けるようにしたいな。。(ボストンの初夏は本当に鮮やかでまぶしくて、すべてが美しいのです。空気もすがすがしい。共有したいものがたくさんあります♪)

皆さんもどうぞお元気で!

「体の使い方」を意識して動こう

私は「体の使い方」に興味があります。

合気道・柔道をやっていた時に、自分にとってかけやすい技とそうでない技があることに気づいていましたが、なぜかけにくいのか、当時は考えることをせずに、かけやすい技ばかり練習をしていました。大学時代に同じ合気道クラブに所属していた同期が当時体の使い方について研究しており、ヨガやいろんな武道などを研究し合気道に生かそうとしているのを見て、マニアックだなぁと笑っていましたが、今となれば彼は先見の明があったなぁと感心するばかりです(彼はその後修行とかで本場のムエタイと闘ったらしい。元気かな)。


テニスが生活の優先事項の上位に来たことに伴って、再びカラダに焦点を当てるようになりました。社会人数年目からは、無理無駄のない体の使い方、楽して最大限の効果を得る体の動き方についてぼちぼちと情報を集めていたことを思い出しました。甲野善紀さん(古武術研究家で日本人の体の使い方に詳しい)の講座にも参加したことがあり、生甲野さんの動きが軽く無駄・無理がない感じに感動したことを覚えています(袴姿なので全身が見えるわけではないのが残念でしたが(笑))。また、技をかけてもらったときには、(こちらは力を入れているのに)かけられた瞬間はふわっと軽くなって気持ちがいいくらい。


甲野さんが昔の日本人の体の使い方を研究した結果、今と違うところは
・体をねじらない
・前に進むときは、体が前に倒れる力を使う→結果、早く動ける&歩幅が伸びる(言い換えると、けって動かない(けると足が残る)、重心を傾ける)
・体幹の使い方
などを挙げていたように記憶しています。

他にも甲野さんはテレビ番組などで、
・何かを持ち上げたりする時には、体全体を使うこと(そして体全体の力を使って、ある一点に力を集める)例、重たい相手を持ち上げるときには、相手と一緒に飛びあがろうとする。全身の筋肉を動かす。
・体と心はつながっている。落ち着かない状態(=横隔膜が上にあがっている)のとき、あがっているときは、横隔膜をおとす(座り、手は下におろし、親指・小指をくっつけようとしつつ、ほかの3本はまげておく)。いわゆるハラが据わっている状態にする。宮本武蔵なども、先を占ってしまうこと(できなくなりそうという不安?)をいかになくすか。見切れるか。を考えていたようだ
・昔は重い物を軽く感じるように持っていた(体を楽にする方法を知っていた)
・現代は便利すぎて体が不便になってしまったかな?体を使いこなすこと・開発することを忘れてしまった?
・科学的かどうかということにこだわり、経験的なものを軽視するようになったからか。
などについて話をされていたように記憶しています。



そういえば、大学時代かけにくい技・体力を消耗する技は、体をひねったり、タメを作ったりする技でした。


これから再び、これらの点を意識して運動をしてみようと思います。ジョギング・テニスも動きはほぼ我流でやっていますが、規定概念がないのはいいことなので、実験(思考錯誤)してみて、自分なりに無理のない動きを見つけられたらいいな。動きに無理・無駄がないと、動きが早くなるし、疲れず続けられる(楽)から。